ニュース

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 on MSN14 時間

減量薬の意外な広告塔、セリーナ・ウィリアムズ氏

女子テニスの元世界王者セリーナ・ウィリアムズ氏は、出産後の減量に糖尿病治療薬「GLP-1受容体作動薬」を使用したことを、オンラインヘルスケア企業ロー(Ro)の新しい広告キャンペーンで語っている。GLP-1薬の顧客層拡大が同社の狙いだ。
その後、自分にとって正しい選択だと判断したセリーナは、2024年初頭にアディラの授乳を終えてから、GLP-1療法をスタート。実際に31ポンド(約14kg)の減量に成功し、現在は「Ro」のアンバサダーも務めている。
ローのザカライア・レイタノ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、世界的アスリートとの提携にはもう一つの狙いがあると語る。体重は単なる意志や自己管理の問題だという誤解を正すことだ。「そうした認識が誤りであることを示す強力な証拠になる」とレイタノ氏は述べた。