News

中国が静止軌道上に太陽光発電システムを建設するために新しい超重量級のロケットを利用するという計画を、ロケットの開発関係者が言及しました。 2030年に打ち上げ予定の「長征9号」 は現在中国が開発中で、 重量約878トン、全長約57メートルもある超重量級のロケット です。同ロケットの ...
小惑星の軌道をそらせる方法を示したイメージ図。小惑星(左)の上に見える探査機で物理的な性質を調べ、衝突体(中央下)をぶつけることで軌道を変更する(Credit: Photo collage: Christine Daniloff, MIT) Sung Wook Paek氏 (マサチューセッツ工科大学、研究当時)らの研究チームが検討したのは、地球 ...
左:温度順に並べられた赤色巨星のスペクトルに現れた鉄原子の吸収線。右:2本の吸収線の深さの比(ライン強度比)と表面温度の関係を示したグラフ(Credit: 東京大学) 赤色巨星と赤色超巨星を比べると明るさが100倍ほど異なりますが、研究グループによると 同じ元素(ここでは鉄)の吸収 ...
4月23日に軌道投入に成功したクルードラゴン運用2号機ですが、再使用ロケットの歴史において画期的なできごとでした。 今回用いられたクルードラゴンの人員搭乗カプセル部分は、2020年に打ち上げられた有人試験飛行(Demo-2)フライトで用いられた機体を再整備して使用しました。これまで ...
こちらのアニメーション動画は「IllustrisTNG」と呼ばれるプロジェクトによる銀河団形成のシミュレーション(「TNG50」)の成果です。 動画の前半の部分は、 水素を主とした宇宙ガス(星間ガス)が銀河や銀河団に進化していく様子 を、宇宙の初期から今日に至るまで追跡しています。明るい色 ...
私たちが住む天の川銀河は、少し反り返ったような歪んだ形をしていることがこれまでの観測と研究によって判明しています。バージニア大学のXinlun Cheng氏らの研究グループは、この歪みが約4億4000万年ごとに天の川銀河を1周していることが明らかになったとする研究成果を発表しました。
環状銀河「ESO 316-32」(中央右)(Credit: ESO) 銀河や恒星が集まっているように見えるこちらの画像、ゆがんだリング状の構造を持つのは南天の「ポンプ座」の方向およそ2億2500万光年先にある銀河 「ESO 316-32」 (AM 1006-380、Vela ring galaxy)です。 ESO 316-32は 「環状銀河(ring galaxy)」 と呼ばれる ...
自転速度を比較した動画。左から:褐色矮星「2MASS J0348-6022」、木星、土星 (Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (IPAC)) 発表によると、褐色矮星には 誕生から時間が経つにつれて自転周期が短くなる傾向 があるものの、 3つの褐色矮星の年齢はそれぞれ異なる とみられています。それにもかかわらず 自転 ...
さらに NASA のフェルミ衛星(ガンマ線観測衛星)が撮影したアーカイブデータを解析したところ、主星から離れた場所に、理由は不明ながら、 SS 433 が噴出しているジェットの歳差運動の周期と同じ 162日周期でガンマ線を放出しているガンマ線源 が見つかりました。 SS 433は発見が報告されて ...
なお、今回の研究で観測データが用いられたLAMOSTは天体のスペクトル(波長ごとに分けた電磁波の特徴)を取得する 分光観測に特化 した望遠鏡で、一度に4000個の天体を観測することができます。ガイアは天体の位置や運動について調べる アストロメトリ(位置天文学)に特化 した宇宙望遠鏡 ...
こちらは南天の「きょしちょう座」(巨嘴鳥座)の方向およそ18万光年先、小マゼラン雲にある散開星団「NGC 330」です。青色、黄色、オレンジ色といった様々な色の星々が散りばめられたカラフルな星団の姿には、銀河とはまた違った美しさを感じます。
地球に接近した小惑星2020 SWの軌道(黄色)が変化する様子を描いたCG(Credit: NASA/JPL-Caltech) こうした地球に接近する天体は 「NEO(Near Earth Object、地球接近天体)」 と呼ばれています。ESA(欧州宇宙機関)によると直径30m以上のNEOは約200万個と推定されていますが、実際に見つかっているのは1万 ...