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この連載でも何度か名前を引き合いに出しているオライリー・メディアのマイク・ルキダスが、重要ないし興味深いテクノロジーやビジネスのトレンドをリストアップするRadar Trendsシリーズは、ワタシも毎月必ずチェックしています。ルキダスはこの連載を5年ばかり続けており、2020年はCOVID-19 ...
この書は、孰れ明らかにするように、内容からすれば、デカルトが自分の哲学体系を作り上げるに当たっての出発点を説くもの、また書物の体裁から言っても、実はこの書は光学、気象学、幾何学などに関する詳細な文章が大部分を占め、通常「方法序説」と言われる部分は、此の大著(原著で ...
AIはついに民主化された。 このことにまだ多くの人が気づいていない。 気づいていない理由は二つある。第一に、民主化されたAIを動かすためのハードウェアがまだ少し高価なこと。第二に、民主化されたことを実感するにはまだ多少は […] ...
社会医学研究は、いっそう臨床的に意味あるものに向かっており、さらに量的研究だけから質あるいは量と質の混合研究に向かっており、複雑なテキスト分析もいいがシンプルで誰にも分かりやすい分析が好まれ、コミュニティのなかで(CBPR)現実的に(Realistic approach)研究が進むようになっ ...
※当記事はModern Times 2022年10月に公開された記事の再掲載です。 ラトゥールが神格化される前に 先日、科学技術社会学(STS)の創設者の一人、ブリュノ・ラトゥール(B.Latour)が逝去した。享年75歳。STSの周辺では、ラトゥールの名はアクターネットワーク理論との関係でよく知られているが ...
様々な商品や生活空間において、消費者の五感を恣意的に刺激し、商品の使用感を向上させたり購買意欲をかき立てたりすることは常套手段となっている。つまり現代の商品開発やマーケティングにおいて、感覚刺激は重要な要素となっているのだ。
福島真人(ふくしま・まさと) 東京大学大学院・情報学環教授。専門は科学技術社会学(STS)。東南アジアの政治・宗教に関する人類学的調査の後、現代的制度(医療、原子力等)の認知、組織、学習の関係を研究する。現在は科学技術の現場と社会の諸要素との関係(政治、経済、文化等 ...
たらい回しはもともと大道芸の一つであったが、さほど歴史は古くない。見世物興行の演目の一つで天保二年(1831年)の辛卯見世物年表の図を見ると、床に寝そべった男子がたらいを縦にして両足に載せて回す芸だと分かる。
藤沢は、昭和24年に湯田川中学(現在の鶴岡市)で、国語と社会の教師としての経歴を始めます。生徒たちからも慕われ(この時の同窓生たちは長く藤沢を囲む会を続けたこともよく知られています)、既にこの段階で、同人誌に参加していますが、間もなく、肺結核が発見され、勤めを辞めて ...
宮崎の多くのアニメーション作品は、子どもたちを中心とした冒険譚がほとんどだ。そこで語られる生きることの喜びは個人的・実存的であり、物語は登場人物の自己解放のストーリーとして描かれる。他方、それらを生み出すスタッフたちは製作現場で働く労働者である。そして、もしかする ...
エヴィデンスとは何のことだろう。「ファイザー社のワクチンには重症化を防ぐというエヴィデンスがある」。こんな風に使われたりする。あるいは「エヴィデンスはありますか?」と聞かれたりする。1990年頃まではほとんど使われない言葉だった。証拠とかデータで十分に意図が伝わったから ...
菅野裕子(すげの・ゆうこ) 横浜生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院特別研究教員。博士(工学)。西洋建築史専攻。1991年横浜国立大学工学部建設学科卒、1993年同大学院修了、2006-07年フィレンツェ大学建築学部客員研究員。著書に『建築と音楽』(共著、NTT出版、2008年 ...