News

GLP-1RAやメトホルミンは、2型糖尿病患者に対する潜在的な神経保護作用のあることが報告されているが、認知症予防という点での有用性を直接比較した研究はこれまでなかった。Sun氏らは、世界各地の医療機関の電子医療記録を統合したリアルワールドのデータベ ...
糖尿病ではない一般集団においては、時間に余裕のある週末にまとめて運動を行う、いわゆる“週末戦士”と呼ばれる身体活動パターンであっても、死亡リスクが低下する可能性が示されている。しかし、糖尿病患者での検討はこれまで十分行われていなかった。これを背景とし ...
栄養の過剰摂取による肥満は、2型糖尿病など生活習慣病発症の一因であり、脂肪の増加にはマイナスイメージがある。しかし、脂肪の増加は必ずしも健康に悪影響を及ぼすわけではない。脂肪組織内の脂肪細胞は摂食後に余剰な栄養分を脂肪として蓄え、空腹時には蓄えた脂肪 ...
糖尿病は、進行すると腎不全に至る糖尿病関連腎臓病を引き起こし、透析導入の主要な原因となる。糖尿病患者では、タンパク質異化亢進や慢性炎症が複合的に作用し、筋肉量の減少や筋力低下を特徴とするサルコペニアやフレイルが進行することが知られている。これまで、腎 ...
患者の心理を見極め、いかに治療意欲を高めるか—。石井均先生は、我が国の糖尿病治療において心理社会学的なアプローチの重要性をいち早く提唱し、「糖尿病医療学」として実践・普及に尽力されてきました。 本インタビュー連続2回の第1回目は、石井先生がどのような経緯からこの分野に ...
この研究は、米カイザー・パーマネンテ北カリフォルニア加入者の医療データを用いて実施された。解析対象は、2012~2019年の小児科受診時に、過体重(BMIが85~95パーセンタイル未満)または肥満(同95パーセンタイル以上)で、過去1年以内にHbA1 ...
糖尿病では、網膜症、腎症、神経障害といった合併症の予防・管理が重要となるが、適切な治療を継続することで発症・進行を防ぐことが可能である。しかし、初期には自覚症状が乏しく、医療機関への定期的な受診を怠るうちに合併症が進行してしまうことも少なくない。中で ...
CSII(Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは持続皮下インスリン注入療法で、インスリンポンプ療法(insulin pump therapy)とも呼ばれており、腹部や臀部の皮下組織に入れたチューブ(カニューレ)から基礎インスリンおよび、食事毎に追加インスリン ...
はじめに 糖尿病患者の血糖コントロール目標は、これまでHbA1cがスタンダードな指標として用いられてきました。実際に、日本糖尿病学会(JDS)ではHbA1cの目標値を定めており、合併症予防のための目標についてはHbA1c7.0%未満としています。同様に、国際小児・思春期糖尿病学会 ...
理化学研究所などは、自己免疫疾患である1型糖尿病発症の抑制に関わる「CD8陽性制御性T細胞」(CD8Treg)の誘導メカニズムを発見したと発表した。<br /> 腸管寄生線虫の「H. polygyrus」に感染すると、白血球の一種でであるCD8Tregが誘導され、それにより1型糖尿病の発症が抑制されるという。<br ...
重症低血糖の救急処置に使えるグルカゴン点鼻粉末剤 「バクスミー」は注射剤以外の低血糖治療薬としては初の選択肢となるグルカゴン点鼻粉末剤。室温 (1~30℃)で持ち運びができる1回使い切りの製剤で、看護者 (家族など)が投与することで、重症低血糖の救急処置を行うことができる。 低 ...
医師・医療スタッフ向けの糖尿病専門サイト「糖尿病リソースガイド」は、『インスリン製剤早見表2020-2021(以下、早見表)』(著作・発行:糖尿病リソースガイド編集部、監修:糖尿病治療研究会)を公開しました。また ...