Nuacht
新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画が突然停止になった。どうしてこの計画が急浮上し、強引に推進したものの、結局、見直しを迫られることになったのか。本書『兵器を買わされる日本』 (文春新書)を読んで理解できた。要するに「イージス・アショア」は米国から ...
女性の50代は、子どもの巣立ち、親・配偶者との別れによって、「母」でも「妻」でも「娘」でもなくなる時がくることを、少しずつ実感し始める年代だ。 詩人の伊藤比呂美さんは、両親とパートナーの死を見届けて、21年暮らしたアメリカを離れ、2018年に拠点を熊本に移した。老いて死ぬ不安 ...
ただちに類書がいくつか思い浮かぶ読者もいるだろう。『欧米人の見た開国期日本――異文化としての庶民生活』 (角川ソフィア文庫)。幕末から明治初期にかけての日本が、欧米人の目にどう映ったかを報じたものだ。 著者の石川榮吉さん(1925~2005)は人類学者。専攻は社会人類学。京都大卒 ...
書名 独ソ戦 サブタイトル絶滅戦争の惨禍 監修・編集・著者名大木毅 著 出版社名岩波書店 出版年月日2019年7月20日 定価本体860円+税 判型・ページ数新書判・248ページ ISBN9784004317852 ...
2023年10月のアニメ化が決定した話題の作品『薬屋のひとりごと』。中華風の架空の王朝を舞台に、薬屋の少女・猫猫(マオマオ)が知識と好奇心で事件を解決していく物語だ。原作者の日向夏さんが、アジア最大級の東洋学研究図書館の本たちと出会ったら? 福岡県在住の日向夏さんと、東京 ...
「第一章 移動する天皇」「第二章 郊外の発見」「第三章 文学者の時刻表」「第四章 事件は沿線で起こる」「第五章 記憶の車窓から」からなる構成。天皇や皇族が登場する「第一章」には、歴史の秘話が納められ、読み応えがある。 なかでも、「秩父宮、上越線回りの謎」に、ぞくりとした ...
新型コロナウイルスとの戦いが世界に広がっている。このまま拡大が続くのか、なんとか収束の方向に向かうのか。本書『世界史を変えた13の病』(原書房)は感染症(疫病、伝染病)と人類の戦いを、世界史という枠組みで振り返ったものだ。わざわざ西洋社会で嫌われる「13」という数字を ...
これには、自分たちの血統を「高貴な青い血」と呼び、身分の違う者や他宗教の者との結婚を避けたため、近親婚を繰り返したことが影響していると考えられている。1章では、ハプスブルク家の歴史と「アゴの軌跡」を詳しく追っていく。 このほか、「王の長女は王以外の王族男性と関係が ...
「Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞2019」をはじめとする11の文学賞を受賞し、60万部を突破したブレイディみかこさんの著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。 このたび、同書の「副読本」かつ「続編」となる『他者の靴を履く――アナーキック・エンパシー ...
新型コロナウイルスが拡散しているなかで、実に含蓄に富んだ本が出た。『天変地異はどう語られてきたか――中国・日本・朝鮮・東南アジア 』(東方選書)。共同で「天変地異の社会学」を研究してきた9人の大学教員が、それぞれの分野ごとに分担して執筆している。執筆代表者は中国思想史 ...
NHK大河ドラマの「いだてん」がイマイチ盛り上がらないらしい。大河ドラマはやはり歴史ものということなのか。とはいえ歴史ものも同工異曲、もう見飽きた人も少なくないだろう。新機軸はないか。 悩めるNHKスタッフにお薦めしたいのが本書『戦国日本と大航海時代―― 秀吉・家康・政宗の ...
テレビやYouTubeなどでコメンテーターとして活躍している、経済学者の成田悠輔さんは、自身の読書についてこう語る。 僕けっこう胃もたれ系が好きなんですよね。 自分がけっこう淡白なので、どっちかっていうと胃もたれ系の人の方が動物を見ているようで楽しいんですよ。違う動物を見て ...
Cuireadh roinnt torthaí i bhfolach toisc go bhféadfadh siad a bheith dorochtana duit
Taispeáin torthaí dorochtana