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しかし重要なのは、「この国で自分は大事にされていない」という感覚を抱いている人が、大勢いるということである。彼らは「日本人ファースト」というコピーを「あなたのことを大事にします」というメッセージとして受け取ったのではないだろうか。
街頭演説やポスター、選挙公報、政見放送を通じて「外国人が優遇されている」「治安を悪化させている」というデマがまき散らされている。人々の経済的な不満や不安につけ込み、外国人をスケープゴートにして支持を集めようと謀るのは極右の常套手段だが、経済政策の失敗という政治の責任は覆い隠され、本来果たすべき人権を守り差別をなくす政策が遠のくばかりか、マイノリティが命の危険にもさらされている。
京都大学が京都市の条例を根拠に吉田キャンパス(左京区)周辺での立て看板(通称タテカン)設置を禁じたのは表現の自由を定めた憲法に違反するなどとして、京大職員組合が京大と京都市に損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁(齋藤聡 ...
広島・長崎への原爆投下から80年の今夏、原爆記録写真の収集と保存活動を続ける「反核・写真運動」の写真展が7月の東京に続き沖縄でも8月初旬まで開催中だ。
5月末に大阪府庁で開かれた記者会見ではアンゴラ館の建設にかかわった下請け業者が未払いを訴え「万博工事未払い問題被害者の会」(以下、被害者の会)(※)を結成。その時点では4社が参加する小さな団体だった。