厚生労働省は24日、2020年度の公的年金の受給額を19年度比で0.2%引き上げると発表した。厚生年金を受け取る夫婦2人のモデル世帯では月額22万724円と458円増える。2年連続のプラス改定となったが、給付額を抑制する「マクロ経済スライド」も初めて2年連続で ...
高齢者はさらに生活が苦しくなりそうだ。来年度の年金支給額が、また目減りしそうなのだ。 16日付の日経新聞電子版が、<年金額2年連続で抑制 24年度 0.4%分目減り試算>と報じている。 政府は「マクロ経済スライド」を発動する方針だという。マクロ ...
マクロ経済スライド少子高齢化により保険料を納める現役世代が減少する中でも将来の年金財源を確保するため、支給額を目減り調整する仕組み。毎年度の年金改定額から一定の「調整率」を差し引く。2004年の制度改革で導入され、年金財政が収支 ...
年金を物価や賃金の伸びよりも低く抑える「マクロ経済スライド」を温存させた年金改革法案が20日、衆院本会議で審議入りし、日本共産党の田村貴昭議員が質問に立ちました。(質問要旨) 田村氏は「年金受給者の生活を困窮させている元凶は、『百年 ...
日本共産党の小池晃書記局長は3日、マスメディアから今回の年金財政検証結果について問われ、次のように答えました。 今回の検証結果により、「マクロ経済スライド」の破綻は、いよいよ明瞭となった。 「マクロ経済スライド」は、「年金財政の収支 ...
基礎年金と厚生年金のマクロ経済スライドの適用期間を一致させ、基礎年金の底上げを図る案が厚生労働省で検討されている。改正されれば若い世代は受取額が増加するが、高齢者世代は受取額が減少する。非正規雇用の多い氷河期世代のためにも基礎年金 ...
6月13日に、参院で年金制度改正法案が可決され、2025年年金法が成立した。 立憲民主党は与党案を修正させることで名を取ったが、その中身は、5年後の財政検証時に、必要があれば再度検討するという付則に過ぎず、実をとったのは与党の方であった。