【AFP＝時事】米国のドナルド・トランプ政権は2日、同盟国ドイツが同国第2党の「ドイツのための選択肢」を極右団体に認定したことを異例の強い言葉で批判した。 2月に独ミュンヘンを訪問した際にAfDのアリス・ワイデル共同代表と会談したJ・D・バンス副大統領は、ドイツと米国を結束させた勝利の瞬間である「ベルリンの壁」崩壊に言及。

ドイツで支持を広げる排外主義的な政党「ドイツのための選択肢（AfD）」が「極右団体」と認定されたことを受け、その政党活動停止を求める声が国内で高まっている。AfDは「中傷だ」と認定に反発しており、国内の分断はさらに深まりそうだ。

【ベルリン=南毅郎】ドイツ総選挙で躍進したポピュリズム政党「ドイツのための選択肢（AfD）」が独情報機関から極右組織との認定を受けた。民族主義的な主張が「民主主義に背く」との結論だ。足元の世論調査で独国民の支持を最も集める政党が過激派と見なされる異例の事態になった。【関連記事】・・憎悪の扇動、「人間の尊厳を侵害」「AfDの民族・血統主義的な見方は人間の尊厳を侵害している」。独情報機関の連邦憲